真冬 「じゃあ僕も那由多のこと、橘さんって呼ぶよ? それとも橘様がいい? それともなゆちゃん?」
那由多「な、何言ってるんですか!? や、やめてくださいよ、困ります」
真冬 「じゃあ真冬で」
那由多「う……じゃあ分かりました、真冬先輩で」
真冬 「えー」
那由多「さすがに呼び捨ては出来ません。『先輩』は譲れません」
真冬 「仕方ないなぁ。まぁ、那由多がそういうならそれでいいよ。ふふ」
そういって真冬は子供のように笑った。