エディ「やぁ、こんにちは」
那由多「え、あの……」
にこやかに声をかけられて、那由多は戸惑う。
一度見たら忘れられないような容姿の持ち主だが、記憶になかった。
エメラルドよりさらに濃い、深みのあるグリーンの瞳がわずかに細められた。
エディ「また会ったね」
那由多「あなたは……」
エディ「あれ? 僕のこと知らない? それとも、忘れちゃってる?」
かわいらしく小首を傾げた相手から、目が離せない。
プラチナブロンドの猫っ毛。深いグリーンの大きな瞳。長いまつげ。
口元に浮かぶ、どこか含みのある淡い笑み。
ふと、記憶の片隅からその印象深い姿を思い出した。
那由多「……ああ! もしかして、この学園の学長!?」
エディ「あたり。ここの学園長だよ」